LVL組木アーチ　甲陽園の家
この住宅では、構造の単位となる１つのアーチを６枚の30mm厚のLVL材によるパーツで構成することで、容易に手で運び、組み立てることができる仕組みを考えました。組木アーチが互いに背中合わせに持たせあい、十字形状をした柱型に組み合わせることで、伸びやかに反復する架構の仕組みへと展開させました。十字柱の組木アーチの座標と、45°斜行したボールト屋根の座標が天地で重なり、多方向に伸びやかな住まいの開放性を獲得することを目指しました。

◇2022年度 第34回 JIA新人賞 受賞
◇ウッドデザイン賞2023 ライフスタイルデザイン部門 建築・空間分野 受賞

○GA HOUSES 176掲載
○新建築住宅特集 2021年7月号掲載
○モダンリビング特別編集「建築家の自邸50」掲載
○Casa BRUTUS No.262掲載

撮影：Toshiyuki Yano