森林と共にある鹿沼を象徴する議会棟

鹿沼市は、木材の適切な育成管理から、製材、加工、流通まで一貫したシステムを有し、森林資源の持続的かつ循環的な利用を促進している。生産される杉、ひのきは安定した強度を持ち、存在感がある美しい木目が特徴である。木造の議会棟を実現するにあたって、鹿沼市の木材を空間に素直に表現することを計画コンセプトとし、標準規格のまま活用した。空間に沿って木目が連続するトラス架構が、シンプルでありながら力強く、鹿沼を表現する空間となった。

□SGEC/PEFC-CoCプロジェクト認証

撮影：川澄・小林研二写真事務所