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児童福祉施設

氷見市しんまちこども園

  • 構造設計
  • 施工
  • 材料製作
  • 意匠設計
北側外観。横長の建物を強調するために、外壁はジョリパットとタイルをボーダー状に仕上げた。園庭に各保育室、職員室が面している。

北側外観。横長の建物を強調するために、外壁はジョリパットとタイルをボーダー状に仕上げた。園庭に各保育室、職員室が面している。

北側外観。円形の平面を外観でも表現するために、放射状に屋根の板金を張った。縦ハゼの立ち上がりが放射状のラインを際立たせる。

北側外観。円形の平面を外観でも表現するために、放射状に屋根の板金を張った。縦ハゼの立ち上がりが放射状のラインを際立たせる。

遊戯室。トップライトからの光が壁を照らす。木のぬくもりにあふれた明るい遊戯室である。

遊戯室。トップライトからの光が壁を照らす。木のぬくもりにあふれた明るい遊戯室である。

2 階相談室より遊戯室ステージを見る。相談室は遊戯室の観覧スペースにもなる。<br />

2 階相談室より遊戯室ステージを見る。相談室は遊戯室の観覧スペースにもなる。

遊戯室天井を見上げる。屋根は梁同士で支えあって支持し、中央のトップライトから光が落ちる。壁の開口部から木の軒天の様子が伺える。

遊戯室天井を見上げる。屋根は梁同士で支えあって支持し、中央のトップライトから光が落ちる。壁の開口部から木の軒天の様子が伺える。

フリースペースよりエントランスホールを見る。

フリースペースよりエントランスホールを見る。

園庭に繋がった 5 歳児保育室。

園庭に繋がった 5 歳児保育室。

  • 構造設計
  • 施工
  • 材料製作
  • 意匠設計
  • 設計   シオ建築設計事務所
  • 所在地  富山県氷見市
  • 敷地面積 2,440.36㎡
  • 建築面積 914.60㎡
  • 延床面積 982.56㎡
  • 階数   地上2階

約50年前に建てられた保育園の建替えに伴う、木造2階建てこども園の計画である。
こども園中央には、シンボリックな円形で天井が高くトップライトからの光が降り注ぐ明るい遊戯室。その同心円上には園児が走り回れる円形の廊下、外側には保育室などの必要諸室を配置した。
園児がぶつかりそうな角のあるものは全てR加工を施した無垢材とし、露出柱は円形にすることでぶつかっても危なくないよう加工した。またフローリングは、表面に凹凸加工のあるものを採用し、足でも木の素材を感じることができるようにしている。不燃性が要求される壁の木は、不燃加工した突板を用い、建具や家具も突板を使用して本物の木を体験できるようにすることで園児の教育につながる。
このプロジェクトでは、園児のことを第一に考え、細部にこだわりながら建築を作った。それが園児の教育につながり、このこども園が地域で話題を生み、地域住民の自慢の公共建築になればと思う。

撮影:有限会社ZOOM 淺川 敏

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