三木の子供たちと共にあり続ける園舎

平井幼稚園本園、池戸分園、井上分園3園を統合し、三木町立ししの子幼稚園・保育所となり、定員180名という規模の大きい園舎として計画された。建設地は、池戸八幡神社の北側に位置し、園の窓からは香川のみどり百選に登録をされている白山を眺めることができる。「三木町」の「三木」の名に相応しい木のぬくもりを感じられる施設をコンセプトとした。園庭との一体感をもてるよう、緩やかな円弧を描きながら園庭を包み込むような形状とした。メインである遊戯室は大木をイメージした大断面の柱に、木の枝を表現した方杖を設け、子供たちがより木の温もりを感じることができる設計としている。子供たちが大人になった時、自分の子供もここで学んで欲しいと思えるような園舎であり続けることを願っている。