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教育施設
東通村立東通小学校
- 構造設計
- 施工
- 材料製作
- 意匠設計
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- 設計 本間利雄設計事務所+地域環境計画研究所
- 所在地 青森県下北郡東通村
- 敷地面積 40,799.97㎡
- 建築面積 5,635.09㎡
- 延床面積 7,656.23㎡
- 階数 地上2階
地域の景観を充実させる学舎
本施設において、明確に示そうとしているところは、地域との深い関わりを新たな形と共に紡ぎ出すこと、地域の景観を充実させ、美しく変貌させるシンボル的な建築にすることである。配置は、緩やかに北に傾斜する校地の北側、幹線道路に面する部分に校舎を計画することにより、地域に開かれた学校として村の人々が気軽に立ち寄れるような場を目指した。外観は、ひとつの集落のように連鎖的に繋がるマンサードの屋根型をその特徴とした。マンサードとは、村の内陸部で広く見られる屋根型であり、そこに地域に根ざしたデザインをモチーフとして、厳しさに立ち向かう雄々しさや強さを求めた。内観は、内部の大空間で森の中のような広がりと優しさをイメージした。集成材を使いながらも小断面部材を組み合わせ、さらに内部仕上げ材として地場の杉材を使用し、親近感と温かみのある雰囲気づくりに努めています。内・外ともに、ここにしかないと児童や村の人々が誇りに思え、心に残る学舎づくりを目指した。
100%地場産材を使用
使用木材は100%東通村産材を活用しており、地場産材で地元職人が組み上げる大断面木造では、日本でも最大級の建築。地元林業の活性化を図り、森林での植林・育林・伐採のサイクルを確保して、環境整備に貢献することが出来た。
7,656.23㎡を準耐火構造で実現
建物を覆う外周部分は耐火構造とし、内部の大空間には優しさと木の温もりを現したかったので、KES構法による大断面集成材を使用し、接合部分を強固なコネクターで緊結することにより、45分準耐火建築物で実現することが出来た。
◆45分準耐火構造
◇木材活用コンクール入賞