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17.11.16 [お知らせ]
ニュースリリースを発表いたしました
木質耐火部材に新たなデザイン! “COOL WOOD”に丸柱が登場
木質耐火部材COOL WOOD (クールウッド)について、日本で初めて耐火性能を持つ「丸柱」の製作が可能になりました。木造耐火建築において、一般的な直方体の耐火部材に加え、意匠のポイントとなる個性的なデザインの柱を使うことができます。
クールウッドは当社が開発した木質耐火部材であり、1時間・2時間耐火で国土交通大臣認定を取得しています。柱と梁は、核となる木材(荷重支持部材)を石こうボード(燃え止まり層)で囲み、外側をさらに木材(表面材)で覆っているため、木の温もりを活かした建物をつくることができます。
この度、耐火性にデザイン性を兼ね備えた、円柱状のクールウッドを製作しました。通常のクールウッド同様、1時間・2時間の耐火構造で使用可能です。荷重支持部材と燃え止まり層は直方体の部材と同じように製作し、表面材はあらかじめ加工した材を四辺に貼り合わせることで丸柱としています。また、エンタシス(緩やかなふくらみのある胴張り)やフルーティング(表面の縦溝)加工を施したクールウッドも製作しています。こちらは複雑な加工を要するため、当社が導入した三次元加工機でのみ製造可能です。設計者のイメージ次第で、多角形や曲面など、あらゆるデザインを実現することができます。
クールウッドの丸柱は、丸柱を使用する頻度が高い寺社仏閣での採用が期待されます。東京都内には防火地域が多く、寺社でも鉄骨造や鉄筋コンクリート造によって新築や建て替えが行われる場合が多くあります。クールウッドによって、寺社に最も合った木造を選ぶことが可能となります。自由な意匠を実現し、木造建築の可能性をひろげてまいります。
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【ニュースリリース】木質耐火部材に新たなデザイン! “COOL WOOD”に丸柱が登場